駐車場経営には「自己運営」または「一括貸し」という方法があります。どちらの運営方法が良いのか、それぞれのメリットとデメリットを紹介します。
ひと口に駐車場経営といっても、運営方法には大きく分けて2種類があります。
土地のオーナーが自己資金を使って、設置から運営まで全てを自身で行う方法です。一部は自身で、一部は駐車場管理会社に委託というスタイルもありますが、“設備一式を自己負担する”ということが共通点となります。
駐車場の運営を駐車場管理会社に全て委託して運営をお願いする方法です。土地のオーナーは土地を一括貸しして、賃料を毎月受け取ります。役所への各種届出を含む運営のすべてを駐車場管理会社が行ってくれるので、とてもラクチンな方法です。
(1)と(2)、それぞれの方法のメリットとデメリットを知っておき、どちらの運営の方が良いのかを選びましょう。
【メリット】
【デメリット】
【メリット】
【デメリット】
自己運営と一括貸しの大きな違いは、初期費用です。自己運営の場合は土地を整備したうえですべての駐車場機器を購入しなければいけないため、多額の初期費用が必要になります。また、利用客の呼び込み・促進や料金の回収、設備の保守点検、防犯対策、トラブル対応まで、すべて(もしくは一部)をオーナーさんが行わなければならないため、毎日忙しく働かなければいけなくなります。
さらに、それだけ手間と資金をつぎ込んだとしても、売上が少なければ収益が出ないどころか赤字になってしまいます。
一方、コインパーキング会社へ一括貸しをした場合は、土地のオーナーは何もすることがありません。駐車場の経営に関わるすべてのことは土地を貸したコインパーキング会社が行うため、自己資金を用意する必要がなく、リスクも少なく済みます。そして、最も大きな特徴は、何もしなくても毎月安定した賃料を受け取れるということ。
遊休地をコインパーキングにしてしまえば、これまでに払い続けていた固定資産税を払ってもお釣りが来るケースもあるのです。
「本格的に駐車場経営でビジネスをしたい」「経営で成功して利益を上げていきたい」という方なら自己運営も良いですが、「空いている土地を手軽に活用したい」「土地はあるけど資金はない」と言う場合は確実に収益を望める一括貸しがおすすめです。