駐車場を経営するにあたって、まず気になる経費にはどんなものがあるのでしょうか。
主な経費の一覧を見てみましょう。
土地を所有しておらず、ゼロから駐車場経営を始める場合は土地代が必要になります。駐車場にふさわしい土地の取得と、そこにかかる費用を計算しましょう。
更地、または荒れた状態の土地を、駐車場にするためにかかる整備費用です。1坪あたりの金額で計算されるほか、残置物撤去費や排水、重機運搬にかかる費用などもここに計上されます。
駐車場の案内用看板の設置にかかる費用です。看板の大きさや照明の数などによって費用が変わります。
駐車場に取り付けられる防犯カメラや監視カメラ、料金精算機などにかかる費用です。1台ごとに費用がかかります。
駐車場の管理を依頼するうえで必要となる経費です。集金や清掃、警備、設備の修理などさまざまな費用が管理費として計上されます。
土地を駐車場経営のために使用する場合、住宅などとは異なる土地評価によって税金が算出されます。住宅と同じ固定資産税ではないので、経費として計上する際には注意が必要です。
駐車場の運営にかかる電気代や、清掃時にかかる水道代を指します。
駐車場がある町内会に支払う会費です。費用が発生しない場合もあります。
駐車場の管理会社を変更したり、契約者に事情説明や立ち退きを求めたりする際に、それぞれについて費用がかかります。
契約期間内に駐車場管理を解約する場合、駐車場会社や契約者に違約金を支払います。月額賃料の3ヶ月分程度が一般的な相場となっています。
駐車場会社の変更や、駐車場としての利用をやめる場合、その土地を元に戻さなければなりません。機器類や看板の撤去に費用がかかるほか、土地の状態によっては補修費用を支払う場合もあります。
駐車場にはさまざまな種類があります。
その種類による違いを見ていきましょう。
月極契約は駐車スペースを確保したうえで、利用する車室を指定して契約する方法です。
定期契約は毎月一定料金を支払って契約する方法です。ただし駐車スペースは確保されていないので、満車の場合は駐車ができません。
利用者が空いている車室に車を止め、利用した時間分の料金を支払うタイプです。
駐車場経営にかかる費用は、土地の取得から税金、原状回復費用までさまざまです。
オーナーがすべての費用を負担するか、駐車場会社と分け合って支払うかなど、契約により支払い金額は変わりますので、あらかじめ見積もりをとって契約内容を確認することをおすすめします。